カードローン用語『対物担保』ってなに?
お金について勉強中
「対物担保」について教えてください。
カードローン研究家
「対物担保」は、特定の物や権利を債権保全のために利用する仕組みです。
お金について勉強中
具体的には、どのような物が担保として利用できますか?
カードローン研究家
不動産、自動車、貴金属、株式などの有価証券などです。
対物担保とは。
カードローンにおける「対物担保」とは、「物上担保」や「物的担保」とも呼ばれます。債権を守るための方法の一つで、家や土地、車などの財産を担保として借り入れを保護するものです。
対物担保とは?
対物担保とは、融資の担保として借入人が所有する不動産や車を差し入れる方法のことです。もし借入人が返済できなくなった場合、担保として差し入れた財産を処分・換金して債権者に返済にあてます。対物担保を設けることで、貸し手側は返済が滞った場合の回収リスクを軽減し、借入人は低い金利や高額融資を受けられる可能性があります。
対物担保のメリットとデメリット
対物担保のメリットは、無担保ローンに比べて金利が低いことです。担保があるため、金融機関は貸し倒れリスクが低くなり、その分金利を低く設定することができます。また、融資額が大きくなりがちです。担保があることで、金融機関はより巨額の資金貸し出しが可能になります。ただし、担保を提供しなければならず、返済が滞ると担保が差し押さえられるリスクがあります。
対物担保のデメリットは、担保の価値が下落するリスクがあることです。たとえば、担保にした車が事故で破損すれば、価値が下がり、金融機関の回収額にも影響が出ます。また、担保を提供する手続きが煩雑なのが一般的です。担保の評価や所有権移転の手続きなど、時間がかかる場合があります。加えて、担保を提供していると、その資産を自由に処分できないという制約があります。
対物担保を設定できるもの
-対物担保を設定できるもの-
対物担保とは、お金を借りるときに、担保として預けるモノのことです。ただし、どんなモノでも担保にできるわけではありません。担保にすることができるモノは、不動産(土地・建物)や自動車といった、価値があり、第三者に売却しやすいものに限られます。また、担保にするモノは、債務者のものでなければならず、第三者の所有物では担保にすることができない点にも注意が必要です。
対物担保と連帯保証人の違い
対物担保と連帯保証人の違いとして、まず対物担保は担保を差し出さなければならないことを意味します。対して、連帯保証人はあくまで保証人としての役割であり、担保の提供は必要ありません。連帯保証人の場合は、借り主が返済不能となった際、保証人に請求が及びます。一方、対物担保では担保が差し押さえられ、その価値の範囲内で返済に充てられます。つまり、対物担保は借り主自身の資産を守ることができますが、連帯保証人は保証人自身の責任を負う形となります。
対物担保の注意点
-対物担保の注意点-
対物担保を利用する際には、事前に注意点を確認しておくことが重要です。まず、担保に提供した財産がローンの返済が滞った場合、差し押さえられて処分される可能性があります。また、担保となった財産の価値が低下した場合、追加の担保を要求される可能性も考慮する必要があります。さらに、担保提供には手数料が発生する場合があるので、あらかじめ確認しておきましょう。