カードローン用語『抗弁』とは?知っておきたい抗弁の種類と注意点
お金について勉強中
先生、カードローン用語で『抗弁』ってどういう意味ですか?
カードローン研究家
抗弁とは、相手の主張に対して自分の立場を主張し、反論することだよ。
お金について勉強中
へぇ、例えばどんなときに使われるんですか?
カードローン研究家
例えば、カードローンの返済ができなくなった場合、借り手が貸金業者に対して『収入が減って返済が困難になった』と主張して返済を拒否するような場合に使用されるよ。
抗弁とは。
カードローンの用語「抗弁」とは、相手の主張や方法に対して、自分の考えを主張し、反論することです。
抗弁とは?カードローンにおける意味
抗弁とは?カードローンにおける意味
抗弁とは、債務者(カードローンでお金を借りた人)が債権者(カード会社)に対して、債務の返済を拒否したり、減額を求めたりするための法的行為です。カードローンにおいて、抗弁はさまざまな理由で利用されることがあります。たとえば、次のような場合です。
* 借入時に金利や手数料の過払いがあった場合
* 借入目的と実際の使用目的が異なっていた場合
* 債務者が自己破産や個人再生の手続きを行っている場合
カードローンにおける代表的な抗弁の種類
カードローンの返済に問題が起きた際、借り手が債務の返済を拒否したり、金利の引き下げを求めたりできる権利を「抗弁」といいます。カードローンにおいては、さまざまな抗弁が認められており、代表的な種類を以下に紹介します。
抗弁権を行使できる期間と条件
-抗弁権を行使できる期間と条件-
抗弁権を行使できる期間は、法律によって定められています。基本的には、債権者が債務者に返済を請求した日から起算して一定期間内です。例えば、消費者契約法に基づく消費者ローンでは、債権者が裁判所に支払督促を申し立てた日から起算して2週間以内とされています。
また、抗弁権を行使できる条件も定められています。主な条件としては、以下が挙げられます。
* 抗弁事由があること 借入れに関する契約内容の錯誤や不当な勧誘行為など、債務者が正当な理由で債務を支払う必要がないことを主張できること。
* 抗弁事由が真実であること 債務者が主張する抗弁事由が事実であることを証明できること。
* 抗弁権の不行使による法律上の不利益 債務者が抗弁権を行使しないと、重大な不利益を被るおそれがあること。
これらの要件を満たしている場合、債務者は期間内に抗弁権を行使することで、債務の支払いや差押えを阻止することができます。
抗弁を行使するときの注意点
抗弁を行使する際には、以下の注意点に留意することが重要です。
* 抗弁権の消滅時効によって抗弁権が消滅する場合があるため、早めに抗弁を行使する必要があります。
* 抗弁の証明抗弁を主張するには、その事実を立証する必要があります。証拠書類や証人を用意しておきましょう。
* 善意・無過失善意で過失なく契約した場合、抗弁をより主張しやすくなります。悪意があったり、過失があった場合は、抗弁が認められない可能性があります。
* 貸主との信頼関係抗弁を行使すると、貸主との信頼関係が損なわれる可能性があります。慎重に判断し、必要に応じて法律相談を検討してください。
抗弁が認められなかった場合の対処法
もしも抗弁が認められなかった場合、債務者には以下の選択肢があります。
* -和解交渉- 貸金業者と和解交渉を行い、返済条件の変更や免除などを求めます。
* -支払い督促異議申立て- 裁判所に支払い督促異議申立てを行い、支払いの停止を請求します。
* -民事調停- 裁判所の調停を利用して、貸金業者との話し合いによる解決を目指します。
* -破産申立て- 返済能力がないことを証明し、裁判所から破産手続き開始の決定を受けることで、債務の免除を受けます。ただし、破産は最後の手段であり、信用情報機関への登録や生活上の制約が伴います。