元金定額リボルビング|仕組みとメリット・デメリット
お金について勉強中
先生、『元金定額リボルビング方式』について教えてください。
カードローン研究家
『元金定額リボルビング方式』とは、毎月一定額の元金を返済し、残りの金額を利息に充てる返済方法だよ。
お金について勉強中
つまり、元金の支払いは決まっていますが、利息は変動するということですね。
カードローン研究家
そのとおり。借入残高が多いと利息も増えるので、返済初期は総返済額が高くなる傾向があるんだ。
元金定額リボルビング方式とは。
「元金定額リボルビング方式」とは、毎月一定の元金と利息を返済していく方式です。毎月の返済額は一定ですが、利用残高が変動すると利息が変動します。
メリットとしては、毎月一定元金が減るため、元利定額リボルビング方式よりも早く完済できる可能性があります。
一方、デメリットとしては、返済初期は借入残高が多いため、利息が多く、全体の返済額も高くなりがちです。リボルビング払いの分類の一つです。
元金定額リボルビング方式とは
元金定額リボルビング方式とは、カードローンのうちの一種で、毎月一定額を返済し、残額を利息分として上乗せして次回以降の借入金額に加える方式のことを指します。つまり、借入金額は一定の金額で変動せず、利息のみが変動する形式になります。毎月一定額の返済となるため、無理のない返済プランを立てやすいことが特徴です。
仕組みと計算方法
-仕組みと計算方法-
元金定額リボルビングとは、毎月返済する金額が一定であるリボルビング払いの一種です。利用金額に対して一定の利率を設定し、毎月、残高の一定割合を返済します。返済額は元本の一部と利息で構成されています。
計算方法は以下の通りです。
1. 利用可能枠を決める(例100万円)
2. 利率を決める(例10%)
3. 毎月返済額を設定する(例2万円)
4. 前回の残高に利率をかけた金額を算出する
5. 毎月返済額から利息相当分を差し引いて元本返済額を算出する
6. 元本返済額を前回の残高から差し引いて、新しい残高を算出する
例えば、残高が50万円のときに利用金額が20万円増えた場合、計算は以下のようになります。
* 残高 50万円 x 利率 10% = 5万円
* 毎月返済額 2万円 – 利息 5万円 = 元本返済額 15万円
* 新しい残高 50万円 – 元本返済額 15万円 = 35万円
メリット:早期完済しやすい
元金定額リボルビングは、早期完済しやすい仕組みがメリットとして挙げられます。毎月一定額を返済していき、そのうち元金に充てられる割合が決められているため、総返済額を減らしながら計画的に借金を返済できます。また、ボーナス時期など一時的に収入が多い時にまとめて返済するなど、繰り上げ返済をすれば、さらに元金の返済を早めることができ、利息の支払いを抑えられます。
デメリット:返済初期の負担が大きい
デメリット返済初期の負担が大きい
元金定額リボルビングの仕組みでは、返済初期に支払う利息が大きくなります。元金が減らないため、支払総額のほとんどが利息に充てられるからです。そのため、返済当初は毎月の支払額が大きくなり、返済の負担が重く感じることがあります。また、元金が減らないため、完済までの期間が長くなる傾向があります。
リボルビング払いとの違い
リボルビング払いとの違い
一般のクレジットカードの「リボルビング払い」とは異なり、元金定額リボルビングは毎月決まった金額を元金に充てて返済していく仕組みです。一方、リボルビング払いは、毎月一定額以上を支払えば、利息のみを支払って残りの元金は繰り越されるという仕組みです。そのため、元金定額リボルビングの方が、利息の支払総額を抑えて効率的に返済できる可能性が高くなります。ただし、毎月一定金額を返済しなければならないため、状況によっては返済に負担がかかる場合もあります。