カードローン用語『質権』を徹底解説!

カードローン用語『質権』を徹底解説!

お金について勉強中

先生、カードローン用語の『質権』について教えてください。

カードローン研究家

はい、質権は債権者が債権の担保として債務者や保証人から受け取った物を債務の弁済まで留置し、弁済がない場合はその物について他の債権者に先立って弁済を受けられる約定担保物件のことです。

お金について勉強中

つまり、債務者が返済できなかった場合は、質権で担保にした物が債権者に渡るということですか?

カードローン研究家

その通りです。質権は、債権者が債務の履行を確保するための権利です。

質権とは。

「カードローンの用語で『質権』とは、お金を貸し付ける人が、確実に返済を受けられるように、借り手またはその代わりに保証人になった人(物上保証人)から預かった品物(質物)を、返済があるまで手元に置いておく仕組みのことです。そして、返済がない場合には、他の借金がある場合であっても、預かった質物から優先的に返済を受けることができます。この預かった品物は『約定担保物件』と呼ばれています。」

質権とは?

質権とは?

-質権とは?-

質権とは、債務者が返済を怠った場合に、債権者が担保としている物を処分して売却代金から借金を回収できる権利のことです。具体的には、住宅ローンや自動車ローンにおいて、債務者が返済を怠った場合に、金融機関が担保の住宅や自動車を処分して借金を返済に充てることができます。質権は、債権者の債権を確保するための強力な権利であり、債務者が返済を怠ると、債権者は担保を処分して金銭を回収することができます。

質権の仕組み

質権の仕組み

質権とは、借金をした人が返済できない場合に、担保として差し入れた財産を債権者が処分(売却や差し押さえなど)できる権利のことです。この仕組みは、貸し手である債権者が借金が返済されないリスクを軽減するためのものです。

質権が設定されると、担保として提供された財産に対する債権者の権利が優先されます。つまり、借金をした人が他の債務を抱えていたとしても、質権で担保された財産は最初に債権者に対して処分されます。質権は、自宅、土地、自動車などの有形資産だけでなく、株式や債券などの無形資産にも設定できます。

質権の種類

質権の種類

質権の種類

質権には、種類によっていくつかの違いがあります。一般的な質権は「動産質権」で、これは、お金を借りる人が債権者に動産(不動産以外のもの)を担保として提供するものです。動産には、貴金属、車、高級時計などが含まれます。

もう1つの種類の質権は「不動産質権」です。これは、お金を借りる人が債権者に不動産を担保として提供するものです。不動産は、土地や建物などの不動産のことです。不動産質権は、動産質権よりも、より高い担保価値があるため、金利が低く設定される傾向があります。

質権のメリット・デメリット

質権のメリット・デメリット

-質権のメリットとデメリット-

質権を設定することで、金融機関はローンの担保を確保できます。そのため、無担保ローンと比べて、金利が低く設定される傾向があります。また、担保の価値がローン金額を上回る場合は、追加の担保が不要になる場合もあります。

一方で、質権には以下のようなデメリットもあります。担保となる財産には質権設定の登記が必要となり、名義が変更できないなど、財産処分に制限が生じます。また、担保の価値がローン金額を下回ると、追加の担保が必要になる場合があります。さらに、質権を設定すると、財産の処分が制限されるため、財産を活用した別の融資を受けることが難しくなることがあります。

質権設定の手続き

質権設定の手続き

-質権設定の手続き-

質権を設定するには、手続きが必要です。具体的には、以下の手順を踏みます。

1. -質権設定契約の締結- 金融機関と質権設定契約を締結します。この契約では、質権の対象となる財産、貸付金額、利率、返済方法などを定めます。
2. -登記- 質権設定契約を公証人に認めてもらった後、登記所にて登記を行います。これにより、第三者に対しても質権の存在を公示します。
3. -担保提供- 設定した質権の対象となる財産を、金融機関に引き渡します。この財産は、貸付金の返済が滞った場合に、金融機関が処分する権利を持ちます。

これらの手続きを完了することで、質権が有効に設定され、金融機関は貸付金の返済を確保することができます。

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