指図債権とは?その仕組みと特徴を解説

指図債権とは?その仕組みと特徴を解説

お金について勉強中

先生、『指図債権』について詳しく教えてください。

カードローン研究家

指図債権は、証券に記載された特定の人に、またはその人に指図された人に支払われるべき債権のことだよ。

お金について勉強中

証券的債権の一種ということですか?

カードローン研究家

そのとおり。指図債権は、手形、小切手、貨物引換証などの証券に記載されている債権だよ。

指図債権とは。

カードローンの「指図債権」についてご説明します。指図債権とは、証券に記載された特定の人物、またはその人物が指定した人に支払いが行われるべき債権のことです。これは債権譲渡の一種で、指名された債権者に対する「証券的債権」に分類されます。例えば、手形、小切手、貨物引換証、船荷証券、倉庫証券などが指図債権に該当します。

指図債権が示す債権とは?

指図債権が示す債権とは?

指図債権とは、債権の譲渡が指図によって行われる債権のことを指します。債権者(譲渡人)が指図書を作成し、第三者である指図人に対して債権を譲渡すると、指図人は債務者に対して債権の支払いを請求することができます。この指図書には債権者と指図人の署名・捺印が必要であり、債権譲渡の証拠となります。

証券的債権における指図債権の特徴

証券的債権における指図債権の特徴

証券的債権における指図債権の特徴は、インデント方式と呼ばれる仕組みによって発行されます。インデントとは、発行体の義務と投資家の権利を記載した契約書です。指図債権は、このインデントに基づいて発行され、債権者は証券的債権の証書を所有しています。この証書には、債券の金額、利息率、満期日などの情報が記載されており、譲渡する際にはこの証書が交付されます。このため、指図債権は有価証券として流通することが可能となり、譲渡性が高くなります。

指図債権の種類と具体例

指図債権の種類と具体例

-指図債権の種類と具体例-

指図債権は、その性質や形態に応じてさまざまな種類があります。主な種類を以下に紹介します。

* 名前式指図債権受取人の名前が債権書面に記載されているもの。最も一般的な指図債権です。
* 無記名式指図債権受取人の名前が記載されておらず、単に「指図人」とだけ記載されているもの。銀行の定期預金証書や国債などがこれに該当します。
* 譲渡式指図債権指図人以外の者にも譲渡できるもの。商品券やギフト券などがこれに該当します。
* 割引式指図債権満期前に一定の割引率で現金化できるもの。国債や地方債などがこれに該当します。

指図債権の特徴とメリット

指図債権の特徴とメリット

指図債権の特徴とメリットとは何でしょうか。指図債権は、その所持人が債権を他者に譲渡することができる権利を有していることを意味します。債権譲渡の方法は、指図債権の譲渡証書に所持人の署名と譲渡先の記載を行うことでかんたんに済みます。

指図債権のメリットは、債権の譲渡が容易な点にあります。債権を第三者に譲渡したい場合、従来は債務者にも同意が必要でしたが、指図債権であれば譲渡先を自由に指定することができます。この柔軟性は、資金繰りに活用したり、債権担保として利用したりと、さまざまな用途に役立てることができます。

指図債権の利用上の注意点

指図債権の利用上の注意点

指図債権の利用上の注意点

指図債権を使用する際には、いくつか注意すべき点があります。まず、指図債権の移転はあくまで債権者の指示によるものです。債権者が指示していない限り、債権は移転しません。そのため、債権者に無断で指図債権を譲渡したり、他の債権者から譲り受けたりすることはできません。

また、指図債権の譲渡には、債務者に通知することが必要です。通知がなければ、譲渡は第三者に対抗できません。つまり、債務者が譲渡を知らないまま、元の債権者に債務を弁済した場合、元の債権者は依然として債権を有することになります。

さらに、指図債権は譲渡によって第三者に取得されると、譲渡人の対抗事由が対抗できなくなります。そのため、譲渡人は対抗事由がある場合、譲渡前に債務者に通知しておく必要があります。譲渡後に債務者に通知しても、第三者の権利を侵害することになります。

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