カードローン用語『検索の抗弁権』を徹底解説！
お金について勉強中
『検索の抗弁権』について教えてください。
カードローン研究家
『検索の抗弁権』とは、保証人が持つ権利で、債務者に財産がある場合は、債権者に対して請求を拒否できる権利のことです。
お金について勉強中
つまり、債務者に財産がある場合、まずはそれを差し押さえるべきだと主張できる権利ということですか？
カードローン研究家
その通りです。債務者の財産を先に活用するように主張することができる権利です。
検索の抗弁権とは。
「検索の抗弁権」とは、保証人が持つ権利の1つです。この権利は、債務者または連帯保証人に財産がある場合に、保証人が債権者に対して債権の請求を拒否できることを意味します。つまり、債務者に財産がある場合は、その財産から債権を回収するよう求めることができる権利です。
検索の抗弁権とは
検索の抗弁権とは、消費者金融や信販会社などが勝手に信用情報機関を検索したことに対して、利用者が異議を申し立てることができる権利のことです。この権利は、信用情報機関が保有する個人に関する情報を不当に開示され、プライバシーを侵害された場合に適用できます。
検索の抗弁権を行使できる要件
-検索の抗弁権を行使できる要件-
検索の抗弁権を行使するには、以下の2つの要件を満たす必要があります。
1. -債権者への異議の申し立て-債権者に異議を申し立て、借金の全額または一部に異議を唱える必要があります。この申し立ては、書面で行い、債権者に送付する必要があります。
2. -異議の正当な理由-異議申し立てには、正当な理由が必要です。正当な理由とは、借金が法的に無効である、あるいは債務者が借金を返す必要がないことを示す証拠を指します。例えば、借入時に無能力であった、契約に不法な条項が含まれている、などの理由が挙げられます。
検索の抗弁権を行使するメリットとデメリット
-検索の抗弁権を行使するメリットとデメリット-
検索の抗弁権を行使するメリットは、貸金業者がカードローンの債権を購入した場合、借主は貸金業者に対して元の貸し主（債権譲渡人）に対抗できる権利を有することです。つまり、借主と元の貸し主との間で、金利や返済方法などの契約違反があった場合、借主はそれを理由に貸金業者への返済を拒否できます。
一方、検索の抗弁権を行使するデメリットもあります。まず、貸金業者への返済義務が免除されないという点です。借主が抗弁権を行使しても、貸金業者への返済義務は消滅しません。そのため、仮に裁判で借主が勝訴した場合でも、元の貸し主に支払う必要があります。また、抗弁権を行使すると信用情報に傷がつく可能性があります。
検索の抗弁権の消滅
検索の抗弁権の消滅
検索の抗弁権は、ローンを利用した後に債権者が使用者に支払いを求めた場合に、使用者が必要な注意を怠ったことを理由に支払いを拒否できる権利です。しかし、この権利は無期限ではなく、一定の条件が揃うと消滅します。
検索の抗弁権が消滅する条件として、次のようなものがあります。
* 使用者が支払いを拒否する期間が6か月以上経過していること
* 使用者が債権者に対して支払いを拒否する旨を通知していないこと
* 使用者が債権者の過失や不正を知っていたこと
これらの条件が揃うと、検索の抗弁権は消滅し、使用者には支払いの義務が生じます。したがって、使用者としては、抗弁権を行使する際には、時間や通知の要件を遵守することが重要です。
検索の抗弁権と他の抗弁権との違い
-検索の抗弁権と他の抗弁権との違い-
検索の抗弁権は、債務者が債権者に対して「債権の内容に重大な欠陥があったことを知らなかった」として、債権の返済を拒否できる権利です。債務契約の締結時に債務者が消費者であれば、債務契約の内容が不当に不利であれば無効とされる消費者契約法の「不当条項無効」を根拠に主張できます。
これに対し、その他の抗弁権は、債権そのものの有効性に関係なく、特定の状況下でのみ債務者の義務を免除できる権利です。例えば、時効の援用は、債権者が一定期間債権の請求を請求しなかった場合に、債務者が時効を主張して債務の履行を拒否できる権利です。また、相殺は、債務者が債権者に対して別途債権を有している場合に、その債権で債務を充当できる権利です。
この相違点により、検索の抗弁権は他の抗弁権よりも債務者に対して有利な意味合いを持ちます。債務契約が消費者契約である場合、債務者は一定期間内であれば、たとえ債権の履行を一度でも行っていたとしても、検索の抗弁権を行使できます。一方、時効の援用や相殺は、特定の要件を満たした場合に限って主張が可能です。