カードローン「対人担保」とは?仕組みと特徴を解説

カードローン「対人担保」とは?仕組みと特徴を解説

お金について勉強中

先生、『対人担保』ってどういう意味ですか?

カードローン研究家

それは、債務者以外の人が債務者の代わりに借金の返済を義務付けられる契約のことだよ。

お金について勉強中

つまり、借りた人が返済できなくなったら、代わりに誰か他の人が返さなきゃいけないんですか?

カードローン研究家

その通り。だから、『対人担保』はリスクが大きいと言われていて、あまり一般的ではないんだ。

対人担保とは。

カードローンの「対人担保」とは、債務者以外の第三者が債務者の代わりに債務を履行することを約束する契約のことです。

対人担保とは

対人担保とは

対人担保」は、借り入れする際に、連帯保証人と呼ばれる第三者に債務を保証してもらう担保方法です。つまり、借り入れ人が返済できなくなった場合、連帯保証人が代わりに返済義務を負うのです。

対人担保の特徴として、物的担保(不動産や車など)が不要である点が挙げられます。また、手続きが比較的簡単で、審査が通りやすい傾向にあります。ただし、連帯保証人が連帯保証義務を負うことになるため、信頼できる人物にお願いする必要があります

対人担保の仕組み

対人担保の仕組み

-対人担保の仕組み-

カードローンにおける「対人担保」とは、借入者が第三者に連帯保証人になってもらう方法です。連帯保証人は、借入者が返済を滞納した場合、代わりに返済する義務を負います。この仕組みによって、金融機関は借入者の返済能力を補完し、与信リスクを軽減できます。

連帯保証人となる人物には、親族や友人、知人など、借入者の信用に足る者が選ばれます。連帯保証人は、別途で収入証明書や資産証明書の提出が求められることが多く、その信用力が借入可能額に影響します。

対人担保の特徴

対人担保の特徴

対人担保の特徴は、大きく3つあります。1つ目は、債務者が返済不能となった場合、連帯保証人が返済義務を負うことです。連帯保証人は、債務者と同じ責任を負うため、返済に遅延があったり、債務不履行になったりすると、連帯保証人にも支払い請求がきます。2つ目は、連帯保証人の収入や資産が審査対象となることです。債権者は、連帯保証人の返済能力を総合的に判断するため、収入証明書や資産書類の提出を求められます。3つ目は、連帯保証人は債務者と同一の担保を提供する必要がないことです。連帯保証人は、債務者の連帯債務を保証するのみで、自分の資産を担保として提供する必要はありません。

対人担保のメリット・デメリット

対人担保のメリット・デメリット

対人担保のメリット

対人担保は、不動産担保のように担保資産を準備する必要がないため、手軽に大口の資金を借りられることが大きなメリットです。また、担保評価の手続きや費用もかかりません。審査に時間がかからないため、急ぎで資金が必要な場合にも便利です。

対人担保のデメリット

一方で、対人担保にはデメリットもあります。金利が不動産担保より高くなる傾向にあります。また、連帯保証人を少なくとも1名見つける必要があります。万が一、返済が滞ると、連帯保証人も返済義務を負うことになります。さらに、借入金額の上限が低く設定されていることが多く、必要な資金を借りられない可能性があります。

対人担保契約の注意点

対人担保契約の注意点

対人担保契約を結ぶ際には、以下のような注意点があります。

連帯保証人の負担が大きい対人担保では、連帯保証人が原則として債務を全額負担する義務を負います。そのため、借り入れ人の返済が滞った場合、連帯保証人に多大な負担が生じる可能性があります。

連帯保証人が対象となる範囲の確認対人担保契約では、連帯保証人が対象となる範囲が明確に定められています。例えば、本人の借金だけでなく、保証料や滞納利息なども対象となる場合があり、範囲を十分に確認することが大切です。

保証人の財産が影響を受けないか確認連帯保証人になる場合、自身の財産が保証対象となることがあります。そのため、保証することによって自身の財産に影響が出ないかどうかを慎重に検討することが不可欠です。

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