カードローンの『約定金利』ってなに？
お金について勉強中
先生、「約定金利」ってどういう意味ですか？
カードローン研究家
契約で決められた金利のことだよ。金融機関は決められた範囲の中で自由に金利を設定できるんだ。
お金について勉強中
「利息制限法」の制限を受けることがあるのはなぜですか？
カードローン研究家
消費者を不当な借金から守るためなんだよ。利息制限法は金利の上限を決めていて、それを超える金利は法律違反になる。
約定金利とは。
「約定金利」とは、お金を借りる人（債務者）と貸す人（債権者）が契約で決めた金利のことです。金融機関は、法律が定めた範囲内で自由に金利を設定できます。お金を借りるときの金利は、借金から消費者を保護するために、法律で上限が決められています。この金利を「約定金利」と呼ぶこともあります。
約定金利とは？
約定金利とは、カードローンを利用する際の契約書に記載されている、貸し手と借り手の間で約束された金利のことです。この金利は、貸し出し金額や返済期間など、個人の与信状況や利用状況によって異なります。約定金利は変動金利と固定金利の2種類があり、変動金利は市場金利の変動に応じて金利が変動する一方で、固定金利は契約期間中金利が固定されます。
約定金利の決め方
-約定金利の決め方-
カードローンの約定金利は、金融機関が各カードローン商品ごとに、貸金業法に基づいて定める利率です。貸金業法では、上限金利が年利20％（180日換算で年利18.03％）と定められていますが、約定金利はその上限金利以下で、各金融機関の判断で設定されています。
約定金利の決定には、主に以下の要因が影響します。
* -信用力-申込者の収入や信用情報などの信用状況に応じて、低い金利が適用される場合があります。
* -貸出金額-貸出金額が低いほど相対的に金利が高くなる傾向があります。
* -返済期間-返済期間が長いほど金利が高くなり、短いほど安くなります。
* -保証の有無-保証人がいる場合や担保を差し入れることで、金利が優遇される場合があります。
* -金融機関の経営方針-各金融機関の事業戦略や資金調達コストなどにより、金利が左右されます。
利息制限法の範囲
利息制限法の範囲
cardローンの金利は利息制限法という法律で上限が定められています。この法律では、年利18%を超える金利を請求することは禁止されています。これにより、消費者金融や銀行などからお金を借りた場合でも、過剰な利息を請求されるのを防ぐことができます。ただし、利息制限法の適用範囲には注意が必要です。融資額が10万円以下など、一定の要件を満たす場合のみ適用され、それ以上の場合は法の制限を受けません。
約定利率との違い
カードローンの「約定金利」ってなに？
約定金利とカードローンの「約定金利」はよく似ていますが、異なる概念です。約定金利は、銀行や消費者金融が顧客に提示する借り入れの利息率です。一方、カードローンの約定金利は、クレジットカード会社がカード利用に対する利息として顧客に課す利率です。つまり、銀行や消費者金融から借り入れる際の利息率と、クレジットカードでの買い物で発生する利息率を指しています。
消費者保護の重要性
消費者保護の重要性
カードローンを検討する際には、約定金利だけでなく、消費者保護に関する規程にも注意を払うことが重要です。改正貸金業法では、貸金業者が適切な審査を行い、借り手の返済能力に応じた貸付を行うことが義務付けられています。また、無利息期間や繰上返済に対する手数料などの事項についても、契約書に明記する必要があります。これらの規程は、借り手の過剰な借り入れや返済負担を防ぎ、消費者の権利を守るために設けられています。利用者は、貸金業者の説明を十分に理解し、疑問点があれば遠慮なく質問することで、安心してカードローンを利用することができます。