カードローン用語『戻し利息』とは？

カードローン用語『戻し利息』とは？

戻し利息とは何か？

「戻し利息」とは、カードローンの返済時に発生する利息のことです。一般的に、カードローンは残高に応じて毎月一定の利息が発生します。しかし、一度にまとめて大口返済を行った場合、残高が一気に減るため、それまでの間に発生していた利息の一部が返還される場合があります。これが「戻し利息」と呼ばれています。つまり、借入期間が長くなるほど、戻し利息が増える可能性があるということになります。

戻し利息が発生する条件

-戻し利息が発生する条件-

カードローンにおける戻し利息とは、元金に対して支払う金利ではなく、借入後に返済した利息が次の利息計算時に控除される仕組みのことです。この戻し利息が発生する条件は、大きく2つあります。

1つ目は、初回返済が元金返済よりも多い場合です。例えば、借入金額が10万円で金利が5%の場合、1ヶ月後の利息は417円です。しかし、初回返済が5,000円だった場合、実際の利息は417円から5,000円の元金返済分が控除されるため、負担する利息額は292円に軽減されます。

もう1つの条件は、借入期間中に繰上返済を行った場合です。繰上返済とは、予定よりも早く一部または全額を返済することです。繰上返済を行うと、返済期間が短縮される分、利息負担が減少します。返済された元金分が利息計算から控除されるため、残債に対する利息額が低くなるのです。

戻し利息の計算方法

戻し利息の計算方法は、借り入れ期間や返済方法によって異なります。一般的な計算式を以下にご紹介します。

* -元利均等返済の場合- 元金÷返済回数×利息率×返済期間
* -元金均等返済の場合- (元金×(1 + 利息率)^返済回数)÷返済回数 – 元金

例えば、500万円を年利5%で元利均等返済で36回返済する場合、戻し利息は次のようになります。

500万円÷36×5%×36 = 250万円

戻し利息の受け取り方法

戻し利息の受け取り方法

カードローンで借りたお金を完済すると、利用者によっては「戻し利息」と呼ばれる利息を受け取れる場合があります。この戻し利息は、貸金業者によって受け取り方が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。一般的な受け取り方法としては、次の3つが挙げられます。

* -銀行振込- 貸金業者が利用者の銀行口座に振り込む方法です。振込手数料が発生する場合もあります。
* -現金手渡し- 貸金業者の店舗や提携 ATM で直接現金を受け取る方法です。身分証明書などの本人確認書類が必要な場合があります。
* -充当- 他の借り入れの返済に充当する方法です。この場合は、利息の一部または全部を充当することができます。

戻し利息に関する注意点

戻し利息に関する注意点を理解することは、カードローンを利用する上で不可欠です。まず留意すべき点は、戻し利息はローン契約の期間内のみ発生するという点です。つまり、借りたお金を全額返済した後は、戻し利息を受け取ることはできません。また、利息の支払いは毎月行う必要があります。支払いが遅れたり、滞納したりすると、利息に加えて遅延損害金が発生する可能性があります。さらに、カードローン会社によっては、一定期間以上利用がない場合に、戻し利息の対象外となることがあります。そのため、カードローンを長期的に利用する場合は、定期的に利用することが賢明です。